「博多 鯖鉄」は、博多駅から歩いて8分のところにある。店名のとおり、鯖の店である。
毎年、福岡に行く。年に一度の恒例遠征だ。今年の目的地が、ここだった。
目当ては看板メニューの「五島鯖鉄引き」。そして現地の友人いわく、「九州で胡麻鯖は外れなし」。
この言葉を検証しに、飛行機を降りてまっすぐ店へ向かった。
年に一度の福岡、今年は「鯖」に決めた

博多駅から歩いて8分ほど。「鯖鉄」の看板と暖簾、「五島サバ 活イカ」の赤提灯が目印だ。
飛行機の到着時間に合わせて、訪問は18時30分。店内はすでに満席だった。初訪問でこの光景を見せられると、期待は嫌でも高まる。人気店である。
店の基本情報とアクセス
正式店名は「博多 鯖鉄」。福岡県福岡市博多区博多駅前3-17-18、近藤ビルの1階にある。JR博多駅・地下鉄空港線 博多駅から徒歩8分。
業態は鯖にこだわった割烹・小料理屋。「五島鯖鉄引き」と「胡麻鯖」が看板メニューで、私が注文した2品はまさにこの二枚看板だった。
頼んだもの
ここからは、この日の注文の記録。方針は明快で、とにかく九州にちなんだメニューを頼む。
まずはお通しと、焼酎ロック

1杯目からドリンクは焼酎ロック。銘柄は吟醸芋焼酎「磨き大島」(グラス、訪問時750円)。お通しはクラッカーに魚のペースト風の一品を載せた小鉢で、レモンを搾っていただく。鯖の店の前口上として気が利いている。
五島鯖鉄引き

本日の主役、五島鯖鉄引き(訪問時1,550円)。運ばれてきた瞬間にわかる。綺麗だ。

そして美味しい。見た目の美しさがそのまま味に直結している刺身だった。一緒に頼んだ明太子ポテトサラダを合いの手に、磨き大島のロックが進む。
いかシューマイと一口餃子

蒸籠で出てくるいかシューマイ。ふんわりと甘い。

続いて一口餃子。ここでドリンクは日本酒へ切り替え。冷酒で「駿 純米吟醸」(ショット、訪問時770円)と、福岡・八女の蔵元「喜多屋」の特別純米・辛口(ショット、訪問時550円)を同時に注文して飲み比べだ。駿はうまい吟醸。喜多屋の辛口はキレがあって、餃子との相性がいい。
胡麻鯖

締めくくりは胡麻鯖(訪問時1,550円)。現地の友人が言うのだ。「九州で胡麻鯖は外れなし」。
検証結果:外れなし。友人の説は正しかった。鉄引きの刺身とはまた別の顔で、胡麻だれの香ばしさをまとった鯖は、日本酒の残りを一気に持っていった。
店の空気

18時30分の時点で満席。カウンターも卓も、地元客らしき人たちで埋まっていた。割烹・小料理屋の丁寧さと、駅近の使いやすさが同居している店で、遠征者にとってもありがたい立地だ。
「五島サバ 活イカ」の赤提灯が示す通り、鯖という一本筋の通った看板を掲げている。専門性のある店は、初訪問でも注文に迷わないのがいい。
研究員の結論
また行くか:行く。年に一度の福岡で、次回も候補に挙がる店だ。
五島鯖鉄引きと胡麻鯖という二枚看板は、看板に偽りなし。そして「九州で胡麻鯖は外れなし」という現地の友人の説は、この日の検証では支持された。
向いているのは、博多駅周辺で鯖を軸に呑みたい人。焼酎から日本酒への流れも組み立てやすく、九州の酒と肴を一晩で味わいたい遠征者にはうってつけだ。年に一度の訪問だから次の機会がいつになるかはわからないが、また候補に挙がる。それがこの店への最大の評価である。
この遠征を含むまとめ記事
この店は2026年7月の福岡遠征の1軒目だった。同じ遠征で入った3店は、こちらにまとめてある。
→ 福岡遠征の呑み歩き3店まとめ|博多駅・櫛田神社・西中洲を歩いた記録【2026年7月】
なお、この夜の翌朝は篠栗町まで足をのばし、酒を一滴も飲まずにコーヒーだけを飲んでいる。同じ遠征の、飲まなかったほうの半日である。
→ 篠栗珈琲焙煎所|3年空けて2度訪ね、まったく同じ2杯を頼んでいた。涅槃像のあとのコーヒー
店舗情報
| 項目 | 内容 |
| 店名 | 博多 鯖鉄 |
| 住所 | 福岡県福岡市博多区博多駅前3-17-18 近藤ビル1F |
| アクセス | JR博多駅/地下鉄空港線 博多駅から徒歩8分 |
※営業時間・定休日はこの記事では記載しません。公表値は変わることがあるので、行く前に必ず店舗にご確認ください。
※記事中の料理・ドリンクはいずれも筆者の訪問時に実際に注文したものです。価格は訪問時のもので、最新のメニュー・価格は店舗にご確認ください。