平塚駅南口を出て2分歩くと、ビルの軒先に黄色いアメリカンスクールバスが停まっている。バスの正体は、クラフトビールとクラフトソーセージのスタンド「BEER STAND STOCK」。
先に白状しておくと、オーナーは25年来の友人だ。前の職場で一緒に働き、昔は毎晩のように呑み歩いた仲である。だからこの記事は完全に中立なレビューではない。ただし、書いてあることはすべて自分の財布で払い、自分の舌で確かめた記録だ。3ヶ月で6回。レシートも取ってある。

店の基本情報とアクセス
JR平塚駅南口から徒歩2分、八重咲町のJA平塚ビル1階敷地内(平塚プレジールの軒先)が主な出店場所。アメリカの本物のスクールバスを改造したキッチンカーで、テイクアウトだけでなく、バスの中のカウンターに座って呑める。カウンターは左右2席ずつ、詰めて4〜6人の小さな空間だ。
注意点がひとつ。キッチンカーなので出店日は月によって変わる。平塚のほかミナカ小田原にも出店しており、行く前に公式Instagram(@beer_stand_stock)の確認は必須。

6回通ってわかったこと
その1:まずは定番SORACHI(S ¥800/M ¥1,100)から
タップは4本前後。黒板の①は定番のSORACHI(ソラチエースホップの香りが立つやつ)で、迷ったらここから始めれば間違いない。②以降は日替わりに近く、ある日の黒板はYOKOHAMA XPA(¥900/¥1,300)、Blank Log Book(¥1,000/¥1,400)と続いていた。売り切れたら終わりの一期一会が多いので、気になる銘柄は先に頼む。メニューには「おすすめ」(¥1,000)という項目まであるので、選ぶのが面倒な夜はそれでいい。

その2:宇宙ブルーイングのDIPAは、値上がりしても頼む
黒板の④、山梨の宇宙ブルーイング。私が通い始めた頃”Nothingness”(DDH DIPA)は¥1,600だったが、いまは¥1,800になった。それでも頼む。濁った液体をバスの窓光に透かす瞬間が、この店で一番好きな時間だからだ。度数が高いので、これを2杯目に置くと夜がちょうどよく回る。

その3:フードはサルシッチャタコス(¥1,500)が大好物
ソーセージはオーナーの手作りで、本人のこだわりが一番出ている部分。中でもサルシッチャタコスは、トルティーヤの上に粗挽きのサルシッチャ、アボカド、サルサ、チーズが山になって出てくる一皿で、私はほぼ毎回頼む。ソーセージ2本の盛り(¥1,200)やサラダ(¥700)もビールの進みが早くなる。


その4:締めはスタウト(¥1,000〜)
6回のうち3回、タップに黒が繋がっていた。きめ細かい泡と漆黒のコントラストは、キッチンカーで出てくる見た目ではない。SORACHIで始めて、宇宙で酔って、黒で締める。これが私の観測で固まった打順である。

その5:常連になると「お任せ」という最強のメニューが解放される
私はもう、サルシッチャタコス以外ほとんど注文しない。オーナーがこちらの腹具合と酔い具合を見て、勝手に皿を出してくれるからだ。25年呑んできた相手だから成立する芸当ではあるが、この店のカウンターの距離感なら、通ううちに誰でもここに近づけると思う。キッチンカーというより、バスの形をした馴染みの止まり木である。

研究員の結論と予算
「駅前で、うまいクラフトビールを、一人でもさっと呑める」。この条件を平塚で満たす場所を、私はここ以外に知らない。7月の会計はビール3杯+フード2品で¥6,500だった。安くはないが、この内容なら納得の値付けだと思う。0次会・1.5次会・電車前の一杯に効く店だ。
また出店日に合わせて観測を続ける。タップが変わったら、この記事に追記する。
店舗情報
| 店名 | BEER STAND STOCK |
| 場所 | 神奈川県平塚市八重咲町3-8 JA平塚ビル1階敷地内(平塚プレジール軒先) |
| アクセス | JR平塚駅南口から徒歩2分 |
| 営業日 | 不定期(公式Instagram @beer_stand_stock で要確認) |
| 席 | バス車内カウンター+外席/テイクアウト可 |
| ビール | SORACHI S¥800/M¥1,100、日替わりタップ〜¥1,800、おすすめ¥1,000 |
| フード | サルシッチャタコス¥1,500、ソーセージ2本¥1,200、サラダ¥700ほか |
| 支払い | クレジットカード可 |
| 備考 | ミナカ小田原にも出店。出張営業の相談も可 |

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