握り寿司が食べたくて、入った。
それだけの理由である。立川で、何が食べたいかがはっきりしている日だった。

まず焼酎のロックを頼んだ。そしてチェイサー。
立川 すし なんば。立川南口から歩いてすぐの、5階にある店である。白木のL字カウンター。
つまみが2つ、先に出た

冷製野菜煮浸しトマト。そしてナスとうなぎの煮凝り。
握りの前に、こういうものが出る店である。
9貫が、同じ場所に置かれた
ここからが本題である。
握りは、一貫ずつ出てきた。


⚠️ 2皿目の白身が何だったのか、私は分かっていない。聞けばよかったのだが、聞かなかった。分からないまま食べて、うまかった。


⭐ この日の1番は、中トロだった。





カンパチ、白身、イカ、中トロ、いくら、しめ鯖、ホタテ、穴子。そしてトロたくと卵焼き。
写真を並べて、気づいたこと
あとから写真を並べて、はじめて気づいたことがある。
全部、同じ場所に置かれている。
金色の板の、同じ位置。ガリも、同じ位置。
一貫ずつ出てくるあいだ、私は目の前のものを食べていた。だから気づかなかった。9枚並べて、はじめて「同じところに置かれ続けていた」と分かった。
これは、たぶん偶然ではない。
締めまで

茶碗蒸し。そして赤出汁。

最後にほうじ茶アイス。
12時02分に座って、13時15分に最後の写真を撮っている。1時間13分である。
寿司は、美味しくて当たり前である
ここから、書いておきたいことがある。
ネタもシャリも、完成した握りも美味しかった。それは間違いない。
ただ——寿司は、美味しいことが当たり前になっている。
だから、差別化が難しい。
「うまい寿司屋だった」と書いても、それはほとんどの寿司屋に当てはまってしまう。私が今日食べたものを、どう書けば他と違うと伝わるのか。正直、難しいと思った。
そして、美味しいものをもう一段上げることは、もっと難しい。
すでに完成しているものを、さらに良くする。そんなことができる余地は、あまり残っていない。
だとしたら、何が価値になるのか
私が思うのは、こういうことである。
毎回、同じように美味しいこと。
ある日は美味しいけれど、ある日はイマイチ。それではいけない。
上げることが難しいなら、下げないことのほうが価値になる。
そして——写真を並べて気づいたあの「同じ位置」は、たぶんそういうことなのだと思う。
同じところに、同じように置く。それを9回続ける。その積み重ねの先に、「毎回同じように美味しい」がある。
⚠️ これは私の解釈であって、店に確かめたわけではない。ただ、9枚の写真はそう見えた。
研究員の結論
また行くか:⭐ 行く。2回目の有力候補である。
私はいま、立川を深めるという方針を立てている。新しい店を増やすのではなく、一軒ずつ2回目に行く。
そのリストの上のほうに、この店がある。
ただし——理由が、ほかの店とは違う。
別の立川の寿司屋に2回行ったときは、違うものを頼むためだった。1回目に代表料理を食べて、2回目に別の形を試す。攻略である。
→ 立川すしわさび|1回目は代表料理を頼む。2回目から攻略が始まる
この店の2回目は、そうではない。
同じものが、同じように美味しいかを確かめに行く。
それが確かめられたとき、はじめて「この店は本物だ」と書けるのだと思う。
今日の1回では、まだ書けない。
向いているのは、握りが食べたい日がはっきりしている人。
1回目に、あえて無難を選ぶという話
青梅の居酒屋で麻婆豆腐を頼んだとき、もう少し辛くてもよかったのに2辛で止めた。初めての店で極端な選択をすると、その店の標準がわからなくなるからである。
→ 居酒屋 ICHIDAN(青梅・河辺)|東京に、行ったことのない街がまだあった
店舗情報
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 店名 | 立川 すし なんば |
| 所在地 | 東京都立川市柴崎町3-1-7 立川南口第2ビル5F |
| アクセス | 多摩都市モノレール・立川南駅/JR立川駅 |
| 特徴 | 白木のL字カウンター。江戸前鮨 |
| 頼んだもの | 焼酎ロック/チェイサー/冷製野菜煮浸しトマト/ナスとうなぎの煮凝り/握り(カンパチ・白身・イカ・中トロ・いくら・しめ鯖・ホタテ・穴子)/トロたく/卵焼き/茶碗蒸し/赤出汁/ほうじ茶アイス |
| 訪問日 | 2023年10月29日(日)12:02〜13:15ごろ(初訪問) |
※価格は掲載していません。※営業時間・定休日はこの記事では記載しません。公表値は変わることがあるので、行く前に必ず店舗にご確認ください。
※メニュー構成は訪問時のものです。
関連する調査報告
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